『真珠夫人』前編

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中分類図書
作者菊池寛
解説 真珠夫人は、『大阪毎日新聞』及び『東京日日新聞』にて、大正9(1920)年6月9日から12月22日まで、全196回連載されました。連載当時の挿絵は、鰭崎英朋が担当しています。
 『真珠夫人』(前編)は大正9年11月、『真珠夫人』(後編)は大正10年1月に新潮社より刊行されました。この作品は菊池の初めての通俗小説ですが、連載中から大人気となり、一気に流行作家となっていきました。
 大正9年11月に歌舞伎座で花柳章太郎らによって脚色上演され、昭和2年には栗島すみ子、田中絹代らの出演によって松竹蒲田から映画化もされました。また、平成14(2002)年には、昼の連続ドラマとして中島丈博脚本で、時代背景を昭和20年代に移して大幅に内容を変えて放送されました。

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