屋上の狂人

大分類原稿
中分類原稿
作者菊池寛
解説 「屋上の狂人」は、大正5年5月号の第四次『新思潮』に掲載した作品です。文末には「五、四、一一」の数字があることから、大正5年4月11日に書きあげられたことがわかります。この作品より、ペンネームを本名の「菊池寛」としました。「瀬戸内海の讃岐に属する島」が舞台とされ、故郷を思い起しての作品と考えられます。発表当初は注目されませんでしたが、大正10年に帝国劇場で上演され、脚光を浴びるようになりました。

PageTop