『新思潮』漱石先生追慕号

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解説 夏目漱石に作品を見てもらうことを目的に創刊された第四次『新思潮』は、夏目の逝去に伴い、廃刊となりました。最終号は大正6(1917)年3月に「漱石先生追慕号」として発刊されています。菊池寛はここに「漱石先生と我等」と題した文章を載せ、戯曲に興味を注いでいた自身と夏目先生の興味は合わなかったと語りますが、先生の書斎に通されたことは「得がたい経験をしたやうな気がして、二三日は幸福であつた」としています。

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