紙本着色「母子犬図」 長沢蘆雪筆(楢崎宗重コレクション)

紙本着色「母子犬図」 長沢蘆雪筆(楢崎宗重コレクション)

元号年(時代)・月・日江戸時代中期
登録・指定指定文化財
種別有形文化財(絵画)
ふりがなしほんちゃくしょく「ぼしけんず」 ながさわろせつひつ (ならざきむねしげこれくしょん)
員数1幅
寸法縦 112.0cm
横 50.5cm
所蔵者墨田区
資料所在地亀沢2-7-2 すみだ北斎美術館
解説 長沢蘆雪(1754~1799)は、円山応挙(まるやまおうきょ)に師事し、個性的な表現で門下に異彩を放ちました。代表作に「山姥図」(厳島神社蔵・重要文化財)や「花鳥群狗図」(成就寺蔵・重要文化財)などがあります。
 作品は、掛幅装で、落款(らっかん)から蘆雪30歳頃の作品と考えられます。地紙は縦横に細い漉き目が通り、全体に暗灰色を呈した鼠唐紙(ねずみからかみ)です。母子犬は、毛並みの1本1本が分かるほど細かく描かれ、質感を出すための熱心な写生の努力が伺われます。地紙はキャンバスに見立てたと考えられ、粘りと厚みのある顔料の使用や描法からは、油彩を強く意識して描いたことは明らかです。質感に対する鋭敏さを示した蘆雪初期の異色の作品といえます。

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