吾嬬神社境内力石群

吾嬬神社境内力石群

元号年(時代)・月・日江戸時代
登録・指定登録文化財
種別有形民俗文化財
ふりがなあづまじんじゃけいだいちからいしぐん
員数5個
寸法①長62 ㎝  幅44.5 ㎝ 厚23 ㎝
②長70 ㎝  幅43 ㎝  厚30 ㎝
③長62.5 ㎝ 幅35 ㎝  厚18 ㎝
④長59 ㎝  幅40 ㎝  厚23 ㎝
⑤長45 ㎝  幅32.5 ㎝ 厚16 ㎝
所蔵者宗教法人 吾嬬神社
資料所在地立花1-1-15 吾嬬神社
解説 江戸時代に力くらべで用いられた力石です。文字が刻まれている石は①~④です。①には「正目四拾六貫四百目」(約174kg)、②には「正目五拾貫貮百目」(約184kg)と刻まれています。①、②とも「元木場材木町金七擔之」、「深川親和書」と刻まれ、金七という力持力士の名がみえます。
 「親和」は江戸時代の書家三井親和(みついしんな、1700~82)と考えられます。③には、阿波国(現徳島県)の美辰が詠んだ「武士(もののふ)の鏡なりけり世々までも なを照します大和ことの葉」という和歌が刻まれます。④には「さし石」、「下平井村西」、「亀吉」と刻まれています。高く持ち上げる行為を「さす」といい、文字通り亀吉により高く担ぎ上げられたと思われます。⑤は何も刻まれていません。

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