法泉寺の石造地蔵菩薩立像
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法泉寺の石造地蔵菩薩立像
西暦年(世紀)・月・日 | 1662年1月 |
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元号年(時代)・月・日 | 寛文2年1月 |
登録・指定 | 登録文化財 |
ふりがな | ほうせんじのせきぞうじぞうぼさつりゅうぞう |
員数 | 1躯 |
寸法 | 総高 142.0 ㎝ 像高 93.0 ㎝ 像幅 35.5 ㎝ 光背幅60.0 ㎝ |
所蔵者 | 宗教法人 法泉寺 |
資料所在地 | 東向島3-8-1 法泉寺 |
解説 | 舟形光背をもち、彫像上部中央には、中世から「回向文」として用いられてきた「妙法蓮華経化城喩品(げじょうゆぼん)第七」の一節を刻んでいます。回向文は、法会や供養の終わりにその功徳を自分のみならず、他人や亡くなった人々にも及ぼすことを願い、唱えられました。 光背右側には年号である「寛文二壬寅」、また左側には、春彼岸の中日を意味する「二月時正日」と刻まれています。このことから、本像が彼岸会にあわせて造立されたと考えられています。 彫像の左右には、導師3名を含む24名の造立者の名前が刻まれており、その中に女性と思われる「玉」という名前も確認できます。 保存状況は全体的に良好で、右手の欠損以外大きな損傷は見られません。 |