歌川豊広辞世の狂歌碑

歌川豊広辞世の狂歌碑

元号年(時代)・月・日明治~昭和
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(歴史資料)
ふりがなうたがわとよひろじせいのきょうかひ
員数1基
寸法高157.0 ㎝ 幅44.5 ㎝ 厚 10.0 ㎝
資料所在地東向島1-7-11 区立露伴児童遊園
解説【変更内容】平成28年2月10日移設 旧所在地:向島5-11-1 
 
 この石碑は、江戸時代に活躍した浮世絵師歌川豊広[一柳齋(いちりゅうさい)]の60回目の命日を記念して建てられました。正面に豊広辞世の狂歌が、裏面に明治20年(1887)4月と建立年代が刻まれています。
 豊広は浮世絵を歌川豊春(とよはる)に学び、初代豊國(とよくに)とともに歌川派の基礎を固めました。瀧澤馬琴(たきざわばきん)や十返舎一九(じっぺんしゃいっく)など人気作家の小説の挿絵(さしえ)や肉筆の美人画を残しています。

(正面)「始祖豊広翁辞世
     死んで行く地獄の沙汰は兎も角も
       跡の始末はかね次第なる
             二世広重建之」
(裏面)「明治貳拾年龍集丁亥第四月良辰
         静松園隠士長禄翁建」
           「守田宝丹」「宝丹」

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