佐原家所蔵隅田川焼

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佐原家所蔵隅田川焼 ※非公開

元号年(時代)・月・日江戸時代以降
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(工芸品)
ふりがなさはらけしょぞうすみだがわやき
員数15点
所蔵者個人
資料所在地東向島(個人宅)
解説 「隅田川焼」(角田川焼)は、新梅屋敷(現向島百花園)を開いた佐原菊塢(さはらきくう)が創始した楽焼(らくやき)で、文政2 年(1819)に自邸内に窯(かま)を開いて以降、隅田川周辺の土を使用して製作されました。作品は新梅屋敷で土産物(みやげもの)として売られ、特に都鳥の香合が人気があったといわれています。陶法(とうほう)については諸説あり、酒さか井い抱ほう一(さかいほういつ、1761~1829)所伝の乾山伝書(けんざんでんしょ)に倣(なら)ったとも、陶工吉向治兵衛(きっこうじへえ)(1784~1861)から学んだものともいわれています。昭和13 年(1938)に閉窯するまで百花園主5 代が作陶を続けました(窯は東京大空襲により失われました)。
 なお、「スミタ川」銘または「角田川」銘が江戸時代、「百花園」銘が明治期以降の作品であろうと考えられています。

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