法泉寺の銅造地蔵菩薩立像
法泉寺の銅造地蔵菩薩立像
西暦年(世紀)・月・日 | 1717年9月 |
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元号年(時代)・月・日 | 享保2年9月 |
登録・指定 | 登録文化財 |
種別 | 有形文化財(彫刻) |
ふりがな | ほうせんじのどうぞうじぞうぼさつりゅうぞう |
員数 | 1躯 |
寸法 | 総高220.8 ㎝ 像高159.2 ㎝ 肘張 51.3 ㎝ 腹厚 29.5 ㎝ |
所蔵者 | 宗教法人 法泉寺 |
資料所在地 | 東向島3-8-1 法泉寺 |
解説 | 境内左手の覆屋に祀られる地蔵菩薩は、円光背(えんこうはい)をつけ、手に錫杖(しゃくじょう)と宝珠(ほうじゅ)を持ち、蓮台(れんだい)の上に立っています。蓮台に「奉造納東海道武蔵國葛飾郡西葛西領寺島村佛頂山法泉禅寺」の銘が確認できます。着衣には、法泉寺中興の祖と仰がれた大宣碧傳(吉祥寺第十五世)と願主(念蓮社十譽・一空円信比丘・專譽淨念比丘・弟子8 名)、施主(浅草御堂前俗名阿部主水)、総勢338 名に及ぶ結衆、そして鋳物師(宇田川善兵衛)の名前が刻まれています。「十方萬霊供養」と刻まれていることから、結衆がこの地蔵菩薩立像を造立する功徳により、精霊を供養したものと推量されます。 参考文献『墨田区文化財叢書第五集 改訂増補 晴河山法泉寺の文化財』 |