銅造榎本武揚像

銅造榎本武揚像

西暦年(世紀)・月・日1913年5月
元号年(時代)・月・日大正2年5月
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(彫刻)
ふりがなどうぞうえのもとたけあきぞう
員数1躯
寸法台座高 約400.0cm
像高  約300.0cm
所蔵者墨田区
資料所在地堤通2-6-10 区立梅若公園内
解説 梅若公園は、かつて木母寺の境内の一部であったところで、榎本武揚像は位置を変えずに今日まで残されています。
 榎本武揚(1836~1908)は、戊辰戦争(ぼしんせんそう)終盤の箱館戦争で活躍した旧幕臣で、維新後は外務大臣など政府要職を歴任しました。晩年は向島の別荘で過ごし、馬に乗って墨堤を散歩する姿が見られたようです。
 銅像は、武揚没後の大正2年(1913)5月に建立されました。大礼服(たいれいふく)姿で荘重(そうちょう)な趣を呈しています。彫刻は、衣服の質感や顔の表情が細かく表現され外形描写に優れています。建立にあたっては、大隈重信(おおくましげのぶ)や大倉喜八郎(おおくらきはちろう)、渋沢栄一(しぶさわえいいち)など政財界を代表する26名も協力しました。

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