三囲神社石造鳥居(堤下の大鳥居)

三囲神社石造鳥居(堤下の大鳥居)

西暦年(世紀)・月・日1862年
元号年(時代)・月・日文久2年
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(建造物)
ふりがなみめぐりじんじゃせきぞうとりい(つつみしたのおおどりい)
員数1基
寸法高 約500 ㎝
所蔵者宗教法人 三囲神社
資料所在地向島2-5-17 三囲神社
解説 この鳥居は明神型鳥居で、無銘です。三囲神社に複数ある鳥居の中でも、境内西に位置し、江戸時代以来、墨堤の象徴的な存在として知られ、「堤下の大鳥居」と呼ばれ、親しまれてきました。
 文献史料から、安政2 年(1855)の大地震で倒壊し、三囲神社を信奉する三井家からの寄進により再建されたことが分かりました。また、鳥居に掛かる「三圍社」の懸額は、明治3 年(1870)に綾小路有長(あやのこうじありなが、1792~1881)により揮き毫ごうされ、三井両替店が奉納しました。隅田川対岸や墨堤、往来する舟などから鳥居の島木(しまぎ)と笠木(かさぎ)しか見えない点が、風光明媚な向島独特の景観を作り出し、絵画や文学作品、歌舞伎の背景画などに採りあげられてきました。

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