竹細工(江戸和竿製作) 奥平辰之(三代竿辰)氏

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竹細工(江戸和竿製作)

登録・指定登録文化財
種別無形文化財(工芸技術)
ふりがなたけざいく(えどわさおせいさく)
認定技術保持者奥平辰之(三代竿辰)
解説 江戸和竿は、数本の異なる竹を継ぎ合わせ、漆仕上げを施して一本の釣り竿に仕上げる「継竿(つぎさお)」の一種です。江戸時代中期に、下級武士の内職により江戸で作られ始めました。
 天明3年(1783)に元紀州藩士松本三郎兵衛が「泰地屋東作」と称し、専業として創業しました。東作は初めて印籠継ぎの竿を考案し、以後東作の技法が受け継がれて製作された和竿を江戸和竿と称しました。
 奥平氏(「三代竿辰(さおたつ)」)は、祖父の代からの江戸和竿製作技術を受け継ぎ、代々「竿辰」を名乗っています。東作・竿忠・竿治の3家と並び江戸時代以来の伝統的技法を受け継ぐ家のひとつで、特にハゼ中通し竿の名人として知られています。
  

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