芥川家旧蔵雛人形

芥川家旧蔵雛人形

西暦年(世紀)・月・日1901年
元号年(時代)・月・日明治34年
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(歴史資料)
ふりがなあくたがわけきゅうぞうひなにんぎょう
員数61点
寸法雛壇寸法
縦 81.5cm
横 72.5cm
奥 89.0cm
所蔵者墨田区
資料所在地向島2-3-5 すみだ郷土文化資料館
解説 作家芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の妻文(ふみ)が初節句に贈られた雛人形で、龍之介との結婚とともに芥川家で飾られるようになりました。文の父塚本善五郎は日露戦争で戦死したため、両国にあった母の実家山本家に移りました。母の弟山本喜誉司(1892~1963)は芥川龍之介の府立三中(現都立両国高等学校)の同級生であったことから、芥川と文は時々顔を合わせていました。雛人形は、明治時代に多い小ぶりの雛人形で、箱には「明治丗四年 塚本」の墨書が見られます。龍之介没後も芥川家にとどまった文が還暦を迎えた後に孫の耿子(てるこ)氏に譲られ、耿子氏は龍之介と文にゆかりある墨田区に寄贈され、現在はすみだ郷土文化資料館で雛人形展が開催される毎春、展示されています。

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