
深井しげ子氏
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組み紐・紐結び
登録・指定 | 登録文化財 |
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種別 | 無形文化財(工芸技術) |
ふりがな | くみひも・ひもむすび |
認定技術保持者 | 深井しげ子 |
資料所在地 | 錦糸 |
解説 | 組み紐の技術は、仏教とともに伝わり、結びが堅いことを目的に武具・茶道具・羽織や帯締など様々な用途に用いられるようになりました。色の順序や柄に高度な工夫が生まれ、多様な組型が生まれました。 深井氏は和装に関わる組み紐を製作しています。紐結びの技術を道具も含めて、父理一氏(故人、墨田区 登録無形文化財技術保持者)、母尾里(君倭)氏(故人、墨田区登録無形文化財技術保持者)から継承して います。 製作は、はじめに糸を一旦ほぐして目方を測り、糸に必要な撚(よ)りをかけます。そして糸を玉に巻き付け、新たに糸を組みあげていきます。仕上げに至るまで10の工程に分かれており、組み方も多数あり、種類ごとに台を使い分けて組み上げていきます。 特に、高度な技術を必要とする重打台(しげうちだい)を使用する職人は、都内でも少ないそうです。 |