弘福寺の梵鐘

弘福寺の梵鐘

西暦年(世紀)・月・日1688年6月
元号年(時代)・月・日貞享5年6月
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(工芸品)
ふりがなこうふくじのぼんしょう
員数1口
寸法高  117.0cm
口径  63.4cm
所蔵者宗教法人 弘福寺
資料所在地向島5-3-2 弘福寺
解説 弘福寺の境内右手の鐘楼にかけられた梵鐘は、弘福寺が開かれて間もない時期に造られた文化財の一つです。
 撞座(つきざ)には八葉の蓮華紋に八つの蓮実が陽鋳されます。乳は四区にそれぞれ五段五列、計百個を配して、下帯には唐草紋を陽鋳します。
 黄檗山(おうばくさん)萬福寺第五代住持高泉性潡(こうせんしょうとん)は「牛頭山弘福禅寺大鐘幷序」と題して、弘福寺の縁起や三河国掛川藩主井伊氏の寄進になる経緯などを記しています。
 安政の大地震や関東大震災で鐘楼は倒壊しましたが、この梵鐘は残り、太平洋戦争時の供出も免れました。

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