三囲神社本社

三囲神社本社

西暦年(世紀)・月・日1862年
元号年(時代)・月・日文久2年
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(建造物)
ふりがなみめぐりじんじゃほんしゃ
員数1棟
寸法全体 梁間6.9m
   桁行13.8m
所蔵者宗教法人 三囲神社
資料所在地向島2-5-17 三囲神社
解説 三囲神社は、かつて田中稲荷、三囲稲荷などと呼ばれた神社です。
 境内の中心に建つ三囲神社本社は、木造桟瓦葺(さんかわらぶき)権現造の神社建築です。本殿虹梁(こうりょう)・海老(えび)虹梁に刻まれる文様や、正面向拝(こうはい)の板蟇股(いたかえるまた)また、鳳凰(ほうおう)、本殿の屋根形状の力強さなどに江戸時代末期の特徴を見ることができます。
 建築年代は、棟札(むなふだ)から安政大地震後の文久2年(1862)と考えられます。棟梁は平野忠八で、明治17年(1884)には、平野芳太郎が大修繕を行いました。その痕跡は、拝殿の東側付属屋の増設や拝殿水引虹梁などの彫刻にうかがうことができます。芳太郎は、江戸時代末期の建築に基本的改変を加えず踏襲した修理を行い、良好に保存されました。

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