「天下之糸平」の碑

「天下之糸平」の碑

西暦年(世紀)・月・日1891年6月
元号年(時代)・月・日明治24年6月
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(歴史資料)
ふりがな「てんかのいとへい」のひ
員数1基
寸法高 550.0cm
幅 350.0cm
奥 55.0cm
所蔵者宗教法人 木母寺
資料所在地堤通2-16-1 木母寺
解説 天下の糸平とは、慶応元年(1865)に横浜に糸屋平八商店を開業した信州出身の商人田中平八(1834~84)のことです。平八は、明治維新期に生糸の売込と洋銀の売買で巨富を貯え、その後、金融や貿易で成功を収めました。伊藤博文(1841~1909)を資金面で支援した政商としても知られています。
 平八は、有名人が文字を書いた絶大な墓を自分のために建てるよう遺言し、渋沢栄一をはじめとする17名と横浜の有名料亭富貴楼が発起人となって碑が建てられました。裏面に発起人の名前と平八の事跡(杉孫七郎撰)が刻まれています。建立直後から評判を呼び、錦絵などにも描かれました。

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