弘福寺の木造鐵牛禅師倚像 附蓮華形木板貼付銅鋳三十五尊 ※非公開

弘福寺の木造鐵牛禅師倚像 附蓮華形木板貼付銅鋳三十五尊 ※非公開

西暦年(世紀)・月・日1692年~1697年
元号年(時代)・月・日元禄5年~元禄10年
登録・指定指定文化財
種別有形文化財(彫刻)
ふりがなこうふくじのもくぞうてつぎゅうぜんじいぞう つけたりれんげもくはんはりつけどうちゅうさんじゅうごそん
員数1躯
寸法像高76.4cm
袖張71.3cm
膝奥47.0cm
所蔵者宗教法人 弘福寺
資料所在地向島5-3-2 弘福寺
解説 弘福寺を開いた鐵牛禅師が曲彔(きょくろく、法衣などで用いる椅子)に座る生前像です。木造寄木造、全体が胡粉地で彩色を施し、玉眼を嵌(は)めます。頭部と胴体は別材で、像内部の全面を布貼、朱漆塗りとします。頭内部に鐵牛が造らせた銅鋳神仏35軀を貼り付けた蓮華形木板を納入します。頭体のバランスが良く黄檗様の相貌(そうぼう)の生々しさ、着衣の彩色や粘りのある表現と衣文を緩やかに和風化した彫刻となっています。
 鐵牛銘のある木板の墨書と文献史料から、作者は祥雲元慶(しょううんげんけい)と考えられます。この人物は、松雲元慶の名で知られる京都出身の仏師で、羅漢寺の五百羅漢像(目黒区、東京都指定文化財)の制作で知られます。

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