2818-28-1 奥の細道画冊 第二十七段 ねむの雨

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奥の細道画冊 第二十七段 ねむの雨

収蔵番号02818-27
大分類絵画、書
寸法縦39.5cm×横30.2cm
材質・形状木版画
製造年月日1932年7月10日
公開解説 昭和7年(1932)に春陽堂より出版された洋画家・日本画家である小杉放菴(1881~1964)の画集「奥の細道画冊」のうち、「第二十七段 ねむの雨」です。
 画はねぶの花を眺める風雨にさらされた松尾芭蕉が描かれています。象潟を訪れた芭蕉一行は折からの風雨を避けるため、漁師小屋で雨の晴れるのを待つことになりましたが、その折りに「象潟や雨に西施がねぶの花」と詠んでいます。「ねぶの花」の「ねぶ」には「眠る」の意味があり、雨が上がるのを眠るように待つ芭蕉の姿を意図したと思われます。
 なお、画の上には薄紙が重ね貼られ、『おくのほそ道』の該当箇所が記されています。

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