永原雲永

ArtistNAGAHARA Un'ei
生年天保2年
Birth1831
没年明治24年
Died1891

略歴

永原家は薩摩(鹿児島県)より出雲に移り住み、農業を営んでいたが、その一門の四代目にあたる順睦(のぶちか)が布志名に窯を興し、陶家永原家の初代となった。1816(文化13)年に松江藩七代藩主松平不昧より御茶碗師を仰せつけられ、永原家は以後三代まで焼物御用を務めた。雲永はその三代目にあたり、十代藩主定安のお好みものを焼成し、家老三谷権太夫より「雲永」の号を授かった。維新後も瀟洒な作風の茶器などの制作を続け、名工として活躍した。

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