原田直次郎

ArtistHARADA Naojiro
生年文久3年
Birth1863
没年明治32年
Died1899

略歴

岡山藩士の家に生まれる。大阪開成学校、東京外国語学校でフランス語を学び、1874(明治7)年頃から山岡成章に洋画を学ぶ。1882年高橋由一に出会い、のち天絵学舎に入る。1884年からドイツに留学。ミュンヘンアカデミーに入学し、ガブリエル・フォン・マックスに師事。1886年、ミュンヘンで森鴎外と知り合い終生の交友を結ぶ。1887年、パリ滞在ののち帰国。龍池会会員となり、制作と評論の両面で活躍した。1889年本郷の自宅アトリエで画塾鐘美館を開き、三宅克己、和田英作、大下藤次郎らを指導した。明治美術会の創立に参加し、1890年の第3回内国勧業博覧会に《騎龍観音》を発表し、注目を集める。その後病を得て精力的な活動ができなくなるが、病床でも筆をとり制作を続けた。東京で没。森鴎外の小説『うたかたの記』に登場する画家・巨勢のモデルでもある。

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