風外本高

ArtistFUGAI Honko
生年安永8年
Birth1779
没年弘化4年
Died1847

略歴

伊勢(現・三重県)度会郡に生まれる。9才で圓珠院安山泰穏和尚について得度。この頃画僧月僊の粉本を盛んに模写していたという。19才で但馬の龍満寺玄樓奥龍の会下に参じ、名を本高と改め、風外と号した。30才で玄樓より大法を嗣承。天保4年(1833)三河香積寺の住職となる。出雲への来遊は、文化9年(1812・34才時)から6度に及ぶ。初来遊時に逗留した斐川の勝部家において、同家所蔵の池大雅の作品に感化され画風を転換。大雅風の柔らかい筆致と淡彩による人物画や山水画を当地に多く残した。文政9年(1826・48才時)の来雲の折には、勝部家で『芥子園画伝』を講義。横山雲南(後の黄仲祥)がこれを聴講し、文人画家を志す契機となった。
読み方:月僊=げっせん/玄樓奥龍=げんろうおうりゅう/香積寺=こうじゃくじ/芥子園画伝=かいしえんがでん

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