ヴェニス
作品名 よみ | う゛ぇにす |
---|---|
Title | Venice |
作家/ Artist | 栗原忠二 KURIHARA Chuji |
制作年 | 大正9-11年頃 |
Date | c.1920-1922 |
寸法/ Size(cm) | 70.0×90.5 |
技法・材質 | 油彩・カンヴァス |
Medium | Oil on canvas |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 油彩その他 |
Classification2 | Oil Paintings, etc. |
作品番号/ Accession Number | OJZ0267000 |
作品解説 | 東京美術学校在学中から「栗原ターナー」とあだ名されるほど、風景画の巨匠ターナーに傾倒していた栗原忠二は、早い段階から、その関心をイギリスの風景画に向けていた。念願がかなって1912(大正元)年に渡英した栗原は、以後、一時帰国期間を含めて約15年間ロンドンに滞在し、伝統的な英国画派の画風を吸収した。栗原は滞在当初、郷土作家の石橋和訓とも深い接点があり、ロンドンで画家として長く滞在していた石橋に、様々な人脈を紹介してもらうなどの便宜をはかってもらっている。 1920年から23年までの間、栗原は、ターナーや師のブラングィンに縁が深く、かねてからの憧れの地でもあるイタリアのヴェネツィア(ヴェニス)をたびたび訪れる。本作はその時期に描かれた作品で、真っ青な空の下、白い帆船がゆれる水辺の風景を開放的な色彩と生き生きとした筆致で描いている。ヴェニスを描いた風景は諸作あるが、本作はなかでも完成度が高く、迫力に満ちた優品である。 |
※公開が可能な大きなサイズの画像は、「デジタルギャラリー」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum2/でご覧いただけます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。