立裸婦
作品名 よみ | りつらふ |
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Title | Standing Nude |
作家/ Artist | 小泉清 KOIZUMI Kiyoshi |
制作年 | 昭和30-35年 |
Date | 1955-60 |
寸法/ Size(cm) | 90.8×43.5 |
技法・材質 | 油彩・板 |
Medium | Oil on board |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 油彩その他 |
Classification2 | Oil Paintings, etc. |
作品番号/ Accession Number | OJZ0084000 |
作品解説 | 一見、混沌とした色彩の渦のなかに、躍動感を伴った踊り子の裸体が浮かび上がってくる。チューブからだしたばかりの絵具を厚く塗り重ね、重ねた下地が乾く間もなく筆を走らせるという筆致の激しさである。 小泉清は、デフォルメ化した形態を原色の絵具で幾層も塗り重ねるスタイルを生涯貫いた。これらの多くは一度に描き切ってしまわず、ときに何年にもわたって手を入れ続け、堅固な絵具層を生み出している。東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科を病気で中退した後、映画館でヴァイオリン弾きの楽士として働きながら制作を続けていた小泉清は、戦後、里見勝蔵の勧めで出品した第一国新興日本美術展で読売賞を受賞する。46歳という遅い画壇デビューであったが、その才能は梅原龍三郎らによって高く評価された。小泉は、下町風情の浅草を愛し、ストリップ劇場にもよく通ったという。本作は、彼の目指した一瞬の光彩を放つ生命の具現化ともいえよう。 |
※公開が可能な大きなサイズの画像は、「デジタルギャラリー」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum2/でご覧いただけます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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