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梅鷹図

作品名 よみうめたかず
TitleHawks on Plum Trees
作家/ Artist曽我二直菴 SOGA Nichokuan
制作年江戸時代初期
DateEarly Edo period(17th century)
寸法/ Size(cm)(各)155.8×362.2
技法・材質紙本着色
MediumInk and color on paper
員数六曲一双
FormatPair of six-fold screens
分類絵画
ClassificationPaintings
分類2日本画
Classification2Japanese-style Paintings
作品番号/ Accession NumberXJZ0176000
作品解説二直菴は堺曽我派の祖・曽我直庵の子と伝えられる。堺曽我派は桃山から江戸初期にかけて堺を中心に活動した画派で、鷹などの猛禽を主題とした鷙鳥図を得意とした。特に二直菴は画鷹の名手として知られ、本作品はその代表作の一つである。簡潔に描かれた梅樹が画面両端から枝を伸ばし、その枝先に模様や腹部の横帯まで細密に描かれた鷹が向かい合うように配されている。背景に引かれた金泥により画面には明るい光と茫洋とした大気が満ちあふれている。奥への空間の拡がりはあまりなく、梅の幹と枝が垂直、横方向へ伸びることで画面が展開する。この明快な構図は寛永期(1624~1644)の大画面絵画に多く見られ、本作品が二直菴の画業後期に属す作品であることを示している。

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