流水に千鳥図
作品名 よみ | りゅうすいにちどりず |
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Title | Plovers over the Stream |
作家/ Artist | 鈴木其一 SUZUKI Kiitsu |
制作年 | 江戸時代後期 |
Date | Late Edo period(32th century) |
寸法/ Size(cm) | 121.8×49.2 |
技法・材質 | 紙本着色 |
Medium | Ink and color on paper |
員数 | 一幅 |
Format | Hanging scroll |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 日本画 |
Classification2 | Japanese-style Paintings |
作品番号/ Accession Number | XJZ0137000 |
作品解説 | 水の表現で注目される流派として江戸時代では、尾形光琳の流れをくむ琳派がある。琳派は華麗な装飾美を旨とし、その様式は酒井抱一、鈴木其一へと受け継がれた。抱一の内弟子となった其一は、師の没後、奇抜な構図と洒脱な雰囲気による独自の画風を打ちたてた。この作品は、千鳥、水流、芦の三者による曲線を主体とした大胆かつ緻密な画面構成により、其一の作風の特質を良く示したものである。上部の放射線を描く千鳥の群れは写実的に描かれるが、下部におけるリズミカルな水流の表現は、光琳、抱一による表現を一層デザイン化したもので、江戸琳派のもつ近代的造形感覚を如実に示している。また、水分を抑えた筆による伸びきった枯れ芦の繊細な描写、気泡をあふれさせながら溶けて流れる氷水の描写により、浜千鳥が群れ飛ぶ冬の風趣が見事に表現されている。 |
※公開が可能な大きなサイズの画像は、「デジタルギャラリー」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum2/でご覧いただけます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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