靴をはいて野にゆこう
Title | Going to Field with Shoes on |
---|---|
作家/ Artist | 草間彌生 KUSAMA Yayoi |
制作年 | 昭和54年 |
Date | 1979 |
寸法/ Size(cm) | 54.7×64.8 |
技法・材質 | シルクスクリーン・紙 |
Medium | Silkscreen on paper |
分類 | 版画 |
Classification | Prints |
作品番号/ Accession Number | PRZ0994000 |
作品解説 | 女性のファッションには欠かせない靴。出かけるワクワク感からか、靴ひもが野の草に変わっている。目にも鮮やかな明るい配色で身近なものを描いたポップな作品である。草間彌生が版画を制作し始めたのは1979年、シルクスクリーンの制作が最初であり、本作はその最初期の作品である。プリンターとの出会いが版画制作のきっかけとなり、靴のほかに帽子、果物、花など特に日常的な題材を好んで版画にした。その後80年代以降は、草間ワールドの特徴とも言うべき、かぼちゃのモティーフが頻繁に登場するようになる。 草間自身が語るように、幼少時代からの強迫観念、その幻覚や幻聴を形にすることが、自身の芸術の核となっており、なかでも特に点々に対する独特の感覚がその世界観を形成している。彼女によれば、点々の反復と増殖が世界を形成し、やがて溶け合って永遠の無に帰するという。ここに描かれた靴も点々の集合体が編み目状になり、靴という形を結んでいる。 |
※公開が可能な大きなサイズの画像は、「デジタルギャラリー」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum2/でご覧いただけます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。