アヴァルの門
Title | The Rock Needle and the Porte d'Aval |
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作家/ Artist | クロード・モネ MONET, Claude |
Date | 1886 |
寸法/ Size(cm) | 65.0×81.2 |
技法・材質 | 油彩・カンヴァス |
Medium | Oil on canvas |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 油彩その他 |
Classification2 | Oil Paintings, etc. |
作品番号/ Accession Number | OFZ0003000 |
作品解説 | モネは画家として活動を始めた当初は、都市や郊外における風俗を熱心に描いており、やがて印象派の中心的な画家として知られるようになる。1880年代に入ると、近代化が進む中でもたらされるさまざまな弊害を目の当たりにしたからか、同時代の風俗を主題とすることをやめ、次第に自然への傾倒を強めていった。実際にモネは、都市化と共に公害などが問題になり始めたパリ近郊の町から、セーヌ河をさらに下った小さな田舎町ヴェトゥイユに移住している。 自然のさまざまな表情に特に関心を持つようになったこのような時期に、この作品は制作された。モネにとってなじみ深い場所である、彼の故郷に近い北フランスのエトルタの海岸を、時間や天候に応じて何枚も描いた。この作品では、昼間の陽光が鮮やかに照らし出す海岸の様子を素早い筆跡で捉えている。画面は、近づいて見ると何が描かれているのか分からないほど粗く、ほとんど同じ調子で塗り込められ、海岸は奧へと広がってはいるものの奥行きは浅く、水平線は朦朧として海は空と溶け合っている。モネは、光を含んで輝く大気の動きすら描き留めようとしていたのである。 |
展示/ Exhibition | 展示室1(水辺の展示室)/ Gallery1: Paintings with the Theme of Water |
展示備考 | 通期展示 |
※公開が可能な大きなサイズの画像は、「デジタルギャラリー」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum2/でご覧いただけます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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