楽山焼 色絵花卉人物文瓢形瓶
Title | Pair of gourd-shaped bottles with overglaze decoration of flowers and figures, Rakuzan ware |
---|---|
作家/ Artist | 作者不詳 Artist Unknown |
制作年 | 明治時代 |
Date | Meiji period |
寸法/ Size(cm) | (各)胴径15.5 高さ34.2 |
分類 | 工芸 |
Classification | Crafts |
分類2 | 陶磁 |
Classification2 | Ceramics |
作品番号/ Accession Number | CRZ0157000 |
作品解説 | 瓢形の酒器を模した器形で、蓋のつまみも瓢箪の蔓をかたどり、胴の部分には組み紐を巻き付けた形状で彩色が施される。器胎に淡い卵色の釉薬が掛かり、唐子が太鼓の音に合わせて舞い踊る姿や、牡丹や芙蓉、藤などの咲き乱れる様が金彩や色絵で濃淡鮮やかに描き出されている。 高台内には朱書銘「大日本神戸港春谷製」と「出雲楽山」「忠」印がある。朱書銘によって神戸港より輸出する目的で、春谷某によって楽山製の器胎に上絵付が施されたと考えられる。また「忠」印は、楽山焼の長岡家と登り窯を共同で使用し、日用陶器などを制作していた窯の印とみられ、この時期輸出陶器を手がけていたことが推察できる。 布志名焼と同じ様式で楽山窯でも輸出陶器を制作していたという、当時の出雲地方の窯業の状況を示す貴重な作例である。 |
展示/ Exhibition | 展示室3(工芸)/ Gallery3: Crafts |
展示備考 | 明治以降の出雲焼 7月10日(水) ~ 11月18日(月) |
※公開が可能な大きなサイズの画像は、「デジタルギャラリー」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum2/でご覧いただけます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
※「収蔵品データベース」で紹介している作品以外の作品も展示されます。