リュシアン・クートー

作家名(ヨミ)クートー リュシアン
作家名(英語)COUTAUD, Lucien
生年月日(西暦)1904-
没年月日(西暦)1977

略歴・解説

フランス南部の古都ニームに近いメーヌ村に生まれる。ニームの美術学校で学び、1924年パリに出てからはモンパルナスの自由美術研究所などに通う。この頃、デ・キリコやエルンストらシュルレアリスムの作品に接し強い影響を受ける。1940年サロン・ドートンヌに初出品。荒涼とした風景に刺々しい人物像を配した幻想的な様式を確立した。1943年対独レジスタンス運動の一環として組織された展覧会サロン・ド・メの創設に参加、中心メンバーの一人となる。日本では、1951年毎日新聞社主催の「現代フランス美術展」で初めてその作品が紹介され、1953年には神奈川県立近代美術館で「クートー個展」が開催されるなど話題を呼んだ。油絵や銅版画のほか、舞台装置や衣裳、タペストリーの下絵なども多く手がけた。

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