釣女

作家/Artist大森啓助 OMORI, Keisuke
分類洋画
制作年1967-70
技法・材質油彩・カンヴァス
サイズ(cm)33.3×45.5
 大森啓助は1957年、大阪高島屋での個展をきっかけに、それまで芝居好きの趣味として描いていたスケッチを、油彩画の小品として仕上げるようになった。それが好事家の評判を呼び、描き続けることになった。歌舞伎の「釣女」は常磐津の舞踊劇で、西宮恵比寿神社に、妻を授かりたいという願掛けに訪れた大名と太郎冠者が、それぞれに美女と醜女を釣り上げるという話であり、めでたい狂言として、正月に演じられることが多い。太郎冠者と醜女のユーモラスな一瞬の動きを捉え、老松の前に常磐津連中を配した舞台の華やかな雰囲気が、鮮やかな色彩の中を通して良く伝わってくる。(当館学芸員 枝松亜子)
TitleShibai-e Painting (Tsuri Onna)
CategoryWestern-style Painting
Year1967-70
Method and Materialoil on canvas
Dimensions33.3 x 45.5 cm
台帳番号/Registration No.1376
受入年度/Acquisition Date2003年度

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