右隻

後赤壁図

作家/Artist橋本関雪 HASHIMOTO, Kansetsu
分類日本画
制作年1915
技法・材質絹本着色・六曲一双屏風
サイズ(cm)各133.0×336.6
 漢学者の家に生まれ、初め文人画を学んだ橋本関雪の作品には形だけではない中国風が感じられ、それが同時代の他の画家にはない特徴となっている。《後赤壁図》とは、北宋時代の文人蘇軾(蘇東坡)が古戦場であった赤壁を再度訪れた際に綴った『後赤壁賦』をもとに描かれたもので、文人画では人気のあった画題である。静まり返った深夜、長江に浮かべた舟の上で物思う蘇軾と東から飛び来る鶴。詩の中にある情景を説明的になりすぎることなく大画面に描き出しており、詩情にたっぷりと浸ることができる。この作品は関雪の印をモチーフとした裂で表具されており、そこにも関雪の中国趣味へのこだわりが感じられる。 右隻 年記款記:歳次乙卯 春三月上 澣関雪 散民作於 東山浄因室 (当館学芸員 枝松亜子)
TitleLatter Ode on the Red Cliff
CategoryJapanese-style Painting
Year1915
Method and Materialcolor on silk, a pair of six-fold screens
Dimension133.0 x 336.6 cm each
台帳番号/Registration No.0049
受入年度/Acquisition Date1971年度

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