森一鳳

作家名(ヨミ)もり いっぽう
作家名(英語)MORI, Ippo
生年1798
生年(和暦)寛政10
没年1871
没年(和暦)明治4

略歴・解説

播州の生まれと伝わる。名は敬之、字は子交、号は一鳳。俗称は文平。大坂の画家森徹山に学び、1833年(天保4)までに徹山の養子となった。安政の禁裏造営に参画し、肥後藩細川家にお抱え絵師として仕えた。その画風は師・徹山の写生的な志向を保ちながら、同時に一層抒情的で軽妙な傾向を加味した洒脱な画趣を伴う。一鳳が描いた藻刈船は、夏に繁茂した水草を刈る様子を描いた作品で、さまざまなバリエーションがあり、「藻を刈る一方」(儲かる一方)の語呂の良さが縁起を呼ぶとして評判になり、商家で特に人気を博した。

この作家の資料一覧[全2件]

件ずつ表示

PageTop