略歴・解説 | 1985年(昭和60)、東京都に生まれ、北海道で育つ。現在は京都市内を拠点に活動する。東京藝術大学大学院美術研究科先端技術表現専攻修士課程修了。映像インスタレーションを、『「人類の表現=生きること」のための思考装置』と捉え、取材調査をもとにした作品を制作する。インスタレーションという構造のなかに、現実世界では隣り合いにくいものを接続することで現代社会の目に見えない繋がりを可視化するスタイルにより、国内では2010年代以降の映像インスタレーションというジャンルの形成に影響した作家として早くから評価されてきた。
主な個展に「αMプロジェクト2013『楽園創造(パラダイス) —芸術と日常の新地平—』 vol.7 八幡亜樹」(ギャラリーαM、2014年)、「彼女が生きたかった、今日の日に。」(HENKYO.studio、2021年)。主なグループ展に「六本木クロッシング」(森美術館、2010年)、「Journey to the West」(Lalit Kala Akademi、2012年)、「逡巡のための風景」(京都芸術センター、2019年)など。主なパブリックコレクションの収蔵先に森美術館(東京)、愛知県美術館、ヴィクトリア国立美術館(オーストラリア)などがある。
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