略歴・解説 | 1986年(昭和61)タイのバンコク生まれ、ニューヨーク在住。2009年(平成21)、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで版画を専攻。2012年(平成24)、スコウヒガン絵画彫刻学校で学ぶ。同年、コロンビア大学大学院でリクリット・ティラバーニャに師事。現在はニューヨークを拠点に、映像を中心とした多様なオブジェクトを用いたインスタレーション作品やパフォーマンスを発表している。2014年(平成26)、MoMA PS1で個展を開催。2015年(平成27)、ユーレンス現代美術センターUCCAで個展を開催。翌2016年(平成28)、「ポスト・インターネットアート」と称されるジャンルを確立した展覧会のひとつとして重要な「ベルリンビエンナーレ9」に参加した。以降、インターネットが普遍化したアジアにおける、新しい宗教観や現代人の人間性・精神性などをテーマにインスタレーションを制作。2017年(平成29)、ヘルシンキ現代美術館で個展を開催した他、日本で初の東南アジアの80年代以降の現代美術史を包括的に紹介する展覧会として開催された「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(国立新美術館、森美術館)に参加。2019年(平成31)には「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 May You Live in Interesting Times(数奇な時代を生きられますように)」に参加。2020年(令和2)、「ヨコハマトリエンナーレ2020 Aftergrow-光の破片をつかまえる」(横浜美術館ほか)に参加した。 |