略歴・解説 | 1923年、米・ミズーリ州カンザスシティに生まれる。1948年から1952年まで、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで国吉康雄らと共に学ぶ。1953年に渡欧し、イタリア、スペイン滞在を経てパリに住む。ジャン・デュビュッフェ、ミシェル・タピエや当時パリに住んでいたアメリカ人画家たちと出会う。1954年、パリのポール・ファケッティ画廊で初の個展を開催。
1956年にはニューヨークのマーサ・ジャクソン・ギャラリーで個展を開催。1958年、同ギャラリーで開催された第6回具体美術展において具体美術協会のリーダー・吉原治良に出会い、親交を深めた。1964年には妻で画家のアリス・ベイバーと個展(東京画廊)のために来日し、その後訪れたグタイピナコテカ(大阪)に感銘を受けて、2階部分をアトリエにして10点あまりの絵画を作品した。同年12月の具体美術小品展(グタイピナコテカ)ではポール・ジェンキンスとアリス・ベイバーの作品が特別陳列されるなど、ミシェル・タピエを介して具体美術協会と深い親交を結んだ。
1971年、ヒューストン美術館、サンフランシスコ美術館で回顧展。1972年、コーコラン美術館で水彩画展、2年間米国内を巡回。2012年没。 |