カーテンを引く子供

ふりがなかーてんをひくこども
作品名 英表記Child
作家情報国吉 康雄 KUNIYOSHI Yasuo
制作年大正12年頃
制作年 西暦1923年頃
員数1点
材質・技法油彩・カンバス
形状額装
大区分絵画
中区分洋画
小区分近代日本
法量 縦56.5
法量 横38.5
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説岡山市に生まれた国吉康雄は、1906(明治39)年に17歳で単身アメリカに渡り、働きながらいくつかの美術学校で絵を学びました。その後、画家として本格的に活動しはじめ、1922年にはニューヨークのダニエル画廊(がろう)で初の個展を開催しています。
1920年頃から国吉の画風は、美術学校時代に支配的だった印象派風(いんしょうはふう)のすばやい筆致(ひっち)による色彩豊かなものから、色を制限して線を意識したものへと変化し、またモティーフとしては、牛と鶏と子供が頻繁に描かれるようになります。
カーテンを引く三頭身の不気味な表情の子供が印象的なこの作品には、「クニヨシ・ブラウン」とも称される特徴的な色彩や、デフォルメされた子供の体の表現にみられるアメリカのフォークアートの影響、あるいは遠近感のない平面的な空間といった1920年代の初期の国吉を特徴づける諸要素が見出されます。
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