胡笳の声

ふりがなこかのこえ
作品名 英表記Sound of Grass Harps
作家情報大林 千萬樹 ŌBAYASHI Chimaki
制作年大正2~3年頃
制作年 西暦1913~4年頃
員数1幅
材質・技法絹本着色
形状掛幅装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分近代日本
法量 縦142
法量 横70.8
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説二人の中国女性がゆったりと優しげな表情で坐っています。胡笳(こか)とは中国の古代北方民族の胡人が吹いたという葦(あし)の葉で作った笛のことで、その調べにうっとりと聞き惚れているところなのでしょう。異国情緒に満ちた画面となっています。
作者大林千萬樹(おおばやしちまき)は、現在の岡山市天瀬南町(あませみなみまち)に生まれ、若くして上京し、富岡永洗(とみおかえいせん)に日本画を学びました。ついで川合玉堂(かわいぎょくどう)、鏑木清方(かぶらききよかた)に師事し修業を重ねます。美人画を得意とし、大正3年、再興第1回院展に初入選して以来、毎回出品し入選を重ね、院友(いんゆう)となります。大正末期より奈良、名古屋など、各地を転々とし、京都で亡くなりました。日本や中国の歴史や風俗に取材した美人画などを多く描いています。
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