群馬図屏風

ふりがなぐんばずびょうぶ
作品名 英表記Horses
作家情報雲谷 等益 UNKOKU Tōeki
制作年江戸時代
制作年 西暦17世紀
員数6曲1双
材質・技法紙本墨画淡彩
形状屏風装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分近世日本
法量 縦152.3
法量 横355
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説 山間の台地に遊ぶ馬の群れであるが、その色は黒白のほかに斑文など様々で、姿態もそれぞれに異なる。款記には「雪舟四代」とあるが、それを証明するかのように、岩や樹木の描写には雪舟画風を忠実に受け継ぐようすが窺える。雪舟に馬図の遺作はないが、このような李公麟様を思わせる白描風の群馬図は雲谷派の得意とした画題であり、等益の父・等顔にも作例がいくつか存する。馬らは動きが硬いが、宋元画に基づく図様を配しているのであろう。左隻の川の水を飲むものは、龔開《駿骨図巻》(大阪市立美術館)を想起させる。本図は樹木の枝振りがやや鈍重で、寛永後半の作とみられる。
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