蘆隠老禅図
ふりがな | ろいんろうぜんず |
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作品名 英表記 | Old Priest in his Reed Thicket Retreat |
作家情報 | 浦上 玉堂 URAKAMI Gyokudō |
制作年 | 江戸時代 |
制作年 西暦 | 19世紀 |
員数 | 1幅 |
材質・技法 | 紙本墨画淡彩 |
形状 | 掛幅装 |
大区分 | 絵画 |
中区分 | 東洋画 |
小区分 | 近世日本 |
法量 縦 | 125.8 |
法量 横 | 41.2 |
法量 高さ | |
指定 | |
署名・年記等 | |
作品解説 | 本図の左上には「米家筆似(べいかひつじ)」とありますが、米家とは中国北宋時代の画人米芾(べいふつ)・米山人(べいさんじん)父子のことで、2人が始めた山水の描き方を「米点山水」と言います。山肌に茂った樹木を水分の多い墨で筆の穂の腹を横にして打つのが特徴です。本図を描いた浦上玉堂(1745-1820)は、横長のタッチでリズミカルに筆を動かし、潤いのある墨色で山水を描いています。 玉堂は、江戸後期に活躍した岡山を代表する南画家です。岡山藩の支藩備中鴨方藩士で、大目付に就任するなど前半生は武士として活動しましたが、50歳の時、脱藩。諸国遍歴の後、京都にて七弦琴を友とする自適の生活を送りました。画業は30歳を過ぎてから始めたようですが、「自分は琴士であり、画人というのは恥ずかしい」と語ったと言います。山水ばかりを画題として描き、奔放に筆を揮(ふる)いました。 |
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