凱旋門

ふりがながいせんもん
作品名 英表記The Arch of Constantine in Rome
作家情報松岡 壽 MATSUOKA Hisashi
制作年明治15年頃
制作年 西暦1882年頃
員数1点
材質・技法油彩・カンバス
形状
指定
署名・年記等
大区分絵画
中区分洋画
小区分近代日本
作品解説この作品は、古代ローマ遺跡コロッセオのすぐ脇に建つコンスタンティヌスの凱旋門(がいせんもん)を描いたものです。ローマに留学した松岡は、1881年4月にローマ古代遺跡立入許可証を取得していて、また日記にもコロッセオに写生に通ったことを記しているため、おそらく留学当初から古代遺跡をスケッチしながらめぐり歩いたのでしょう。凱旋門を南側から捉えたこの作品は、東側の画面右から左に影が伸びているため、まだ日の高くない午前中の陽光(ようこう)のもとで描かれたものと考えられます。躍動感(やくどうかん)のある筆捌きからは、ローマ最大のモニュメンタルな凱旋門を前にして生き生きと描く松岡の姿が想起(そうき)されます。なお、この作品と同じ構図で、完成度は高いけれども硬さの感じられる作品が東京藝術大学大学美術館(とうきょうげいじゅつだいがくだいがくびじゅつかん)に所蔵されています。
法量 縦21.5
法量 横30.6
法量 高さ

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