西園雅集図

ふりがなせいえんがしゅうず
作品名 英表記Literary Gathering in the Western Garden
作家情報藤本 鉄石 FUJIMOTO Tesseki
制作年文久2年
制作年 西暦1862年
員数1幅
材質・技法絹本淡彩
形状掛幅装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分近世日本
法量 縦156
法量 横71.8
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説これは中国の西園に文人墨客十六人が集い、文雅の宴を催したという伝説に因んだ作品です。江戸後期の文人趣味の盛行に伴って人気の画題となり、多くの画家が描いています。画面下方で机に向かって書筆を執る蘇東坡(そとうば)、渓流に架かる小橋の上の岩壁に対して筆を揮わんとする米元章(べいげんしょう)のほか、李伯時、円通大師と、主たる登場人物を下から上へジグザグに配し、その合間に岩や松、芭蕉、竹などを描き込んでいます。柔らかな描線を積み重ねる伸びやかな筆致と清麗な色彩が、風雅な文人たちの集いを一層ひきたて味わい深くしています。
作者藤本鉄石(1816-1863)は、江戸時代末期の南画家で、岡山藩の小吏の子として東川原村(岡山市)に生まれました。25歳で脱藩し、京都を中心に諸国を遊歴します。倒幕を目指した天誅組の総裁として戦死しました。鉄石は国学をはじめ諸学に通じ、詩や画に文人的才能を発揮しました。強い筆力の中に漂う?洒な作品を多く遺しています。
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