上野東照宮

ふりがなうえのとうしょうぐう
作品名 英表記Ueno Tōshōgū
作家情報原田 直次郎 HARADA Naojirō
制作年明治22年
制作年 西暦1889年
員数1点
材質・技法油彩・カンバス
形状額装
大区分絵画
中区分洋画
小区分近代日本
法量 縦86
法量 横71
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説上野東照宮(うえのとうしょうぐう)の唐門(からもん)の前を、初宮参(はつみやまい)りからの帰りと思われる一組の家族が歩いています。この幸せそうな家族を祝福するかのように陽光(ようこう)が明るく降り注ぎ、参道の砂利には鳩があそんでいます。この宮参りする家族は、この絵が描かれた1889年時の原田家の年齢構成とほぼ一致することから、前を歩くのが長女寿(ひさ)と妻のさだで、後ろに続くのが生まれたばかりの次女福(とみ)を抱く原田であると推測されています。上野東照宮に宮参りする家族を描くこの作品が、原田を含めた家族肖像画(かぞくしょうぞうが)であるのかどうか確かではありませんが、壮麗な上野東照宮とそこに宮参りする家族を見事に調和させて日本的風景風俗画(ふうけいふうぞくが)としてまとめあげる原田の技量の高さをよく示しているといえるでしょう。
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