垣間見

ふりがなかいまみ
作品名 英表記Glimpse
作家情報林 皓幹 HAYASHI Kōkan
制作年大正11年
制作年 西暦1922年
員数4曲1双
材質・技法絹本着色
形状屏風装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分近代日本
法量 縦
法量 横
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説大正11(1922)年の平和記念東京博覧会の出品作で、『源氏物語』第28帖「野分」を描いたものと思われる。8月のある日、台風が来て屏風などがたたまれた部屋の中を、源氏の息子・夕霧がのぞき見る。夕霧はそこで見た源氏の妻の1人・紫の上のあまりの美貌に当惑し、気もそぞろとなるのであった。本作右隻の夕霧の装束は、晧幹卒業制作期の担任であった松岡映丘が、大正元年の第6回文展に出品した《宇治の宮の姫君たち》(姫路市立美術館蔵)に描いた薫のものとほとんど一致する。同じ『源氏物語』を主題とするうえで、皓幹が参照したものと思われる。
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