豪渓真景図

ふりがなごうけいしんけいず
作品名 英表記True View of Gokei
作家情報富岡 鉄斎 TOMIOKA Tessai
制作年明治40年
制作年 西暦1907年
員数1幅
材質・技法紙本淡彩
形状掛幅装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分近代日本
法量 縦154
法量 横30.6
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説富岡鉄斎は、旅を好んで全国各地をめぐったが、岡山県下へは明治5(1872)年をはじめ3回にわたり、立ち寄っては神社に詣で、名所旧跡をたずね、また逗留して作画をおこなっている。本図は、明治5年に訪れた県下槇谷川上流の峡谷豪渓の景色を追憶して描いたもの。この豪渓は、幼き雪舟が修行した宝福寺(総社市井尻野)に近く、また雪舟も遊んだという伝説が遺されている。槇谷川の両岸に峡谷の規模は大きくないが、花崗岩の絶壁が連なり、天柱山・剣峰・雲梯峰などと名付けられた様々な奇峰・奇岩が群立する。本図は、細長い画面を巧みに利用して、勢いよく聳え立つ奇岩の景色が描かれ、山と川の高低差が強調されている。
データ利用条件

PageTop