芦雁図

ふりがなろがんず
作品名 英表記Greese and Reeds
作家情報鉄舟 徳済 TESSHU Tokusai
制作年南北朝時代
制作年 西暦14世紀
員数1幅
材質・技法絹本墨画
形状掛幅装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分中世日本
法量 縦78.1
法量 横37.7
法量 高さ
指定
署名・年記等
作品解説 水辺の芦葉のもと、つがいの雁が描かれる。雁は前後に配され、首を伸ばし遠くを仰ぎ見る者、うずくまり地面をじっと見つめる者と、対比的な姿態で表されている。芦葉は垂直方向と水平方向に交差し、近接的な構図ながら空間の広がりを感じさせる。描法については、墨の濃淡を使い分けることで羽毛などの質感を表そうとしている。嘴や頭頂、尾、脚には濃墨が置かれ、画面を引き締めている。しかしきわめて技巧的というほどではない。形態や描法いずれも、牧谿の芦雁のイメージを受け継ぐものであろう。雁の鳴き声がきこえてくるかのような、秋の暮れの哀愁誘う一景である。
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