寒山図

ふりがなかんざんず
作品名 英表記Hanshan
作家情報足利 義持 ASHIKAGA Yoshimochi
制作年室町時代
制作年 西暦15世紀
員数1幅
材質・技法紙本墨画
形状掛幅装
大区分絵画
中区分東洋画
小区分中世日本
法量 縦68.7
法量 横32.6
法量 高さ
指定重要美術品
署名・年記等
作品解説 唐時代の風狂僧・寒山が経典を手にしている。寒山は拾得とともに天台山国清寺の豊干禅師に仕えたという隠士で、文殊菩薩の化身とされる。その奇行や恬淡たるさまは悟りを得た姿とみなされ、多く禅僧の描くところとなった。本図には少ない筆致で簡潔に寒山像が表されるが、足を上下にずらしていることから地面が想定されていることがわかる。また、僧衣が後ろに翻っているようにも見えるが、おそらく地に摺った衣の表現であり、寒山の奇矯が示されているのであろう。賛者である春作禅興は、室町幕府と深い関係を結んで大徳寺を五山派に属させた大模宗範の法嗣。師の方針を継ぎ、室町幕府に親近し、殊に義持の信仰を得た人物である。
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