あたごやま入り日の如くあかあかと燃し尽さん残れる命

IDC-02-27
内容大正12年/1923年詠(幾多郎53歳) この頃、学会では高い評価を得ながらも未だ自ら確信する立場には達しておらず、家庭内では妻子の病臥と死という不幸が重なっている。京都の愛宕山に沈む、美しくも力強く燃える夕日に自らを重ね、逆境の中でも学問に命をかける心境が詠まれている。
出版物との対応遺墨集未収録(95と同字)

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