森田元子

人物名(ヨミ)モリタモトコ
人物名(英語)MORITA,Motoko

略歴・解説

東京牛込区(現・新宿区)に生まれる。父親の仕事の都合で四歳の時に釜山に移住、七歳の時、父の転職により大阪に転居する。1920年、主婦の友社の懸賞画で一等入選したことで本格的に画家を志し、1922年、上京。岡田三郎助に入門し、女子美術学校洋画科高等科二年に編入する。1924年、同校を卒業し、渡仏。パリでシャルル・ゲランに学ぶ。1926年、帰国。翌年、森田俊彦と結婚。同年の第十四回光風会展及び第八回帝展では初入選を果たす。その後、1937年、38年の帝展にて連続特選となり、着実に画家としての地位を高めていく。1942年、光風会会員。1943年、女流美術家奉公隊に参加。1946年、女流画家協会の創立に参加。1948年、女子美術専門学校の教授に就任。1960年、第三回日展にて文部大臣賞受賞。作品の発表を続けながら、後進の指導にもあたる。画業を通して、室内における女性の坐像を多く描いた。初期は鮮やかな色彩表現であったが、1960年代に入ると赤を基調に形態を単純化した表現へと展開した。享年66歳。女子美術大学名誉教授。

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