野口小蕙

人物名(ヨミ)ノグチショウケイ
人物名(英語)NOGUCHI,Shokei

略歴・解説

滋賀県蒲生郡桜川村(現・滋賀県東近江市)に生まれる。本名、郁。母は、南画家の野口小蘋。一歳の時に、一家で甲府に転居。その後、1882年に上京する。母、小蘋から画を学び、1892年、14歳の時に日本美術協会展に出品し、初入選。以後、同展に毎年出品し、1899年と1900年の出品作は文化庁の買上げとなる。1904年の同展においては銅牌を受賞した。1900年のパリ万国博覧会には母、小蘋と共に《秋草七種》を出品。日本美術協会展、日本画会展などで活躍した。母であり師でもあった小蘋の技術を吸収し、華やかな花鳥画や人物画を手掛けた。享年68歳。

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